水中写真を撮るための完璧な中性浮力とは

ダイビングのテクニック

SK-Marineです。これが私のBlog最初の投稿です。最初の投稿なので何を書こうか少々悩みましたが、やはり最初は、水中撮影において一番大切なダイビングテクニックについて書こうと思います。最初に申し上げておきますが、私はプロではありません。あくまでも水中撮影を趣味にしているアマチュアです。その点ご容赦ください。。

もっとも重要な3要素

水中撮影をする上でのもっとも重要な3つの要素は次に3つだと思ってます。

  • 完璧な中性浮力
  • 生物と同化する
  • カメラセッティングの瞬時の判断

我々人間は水中で生活してるわけではないですよね。レギュレーターをくわえることで呼吸ができて、タンクの残量があるかぎりしか水中にいることはできません。言わば、40ー50分の間だけ水中にお邪魔させていただいているだけなのです。通常、景色やスナップ写真を陸上で撮るときは、自分のいる環境をそんなに気にせず、撮影に没頭できると思いますが、水中ではそうはいきません。撮影に没頭しすぎて気づいたらタンクの残圧が無くなってしまった!なんてことが起こると、安全に帰れなくなるだけでなく、命を落とす危険性だってあります。しかしこの投稿では、安全管理についてはちょっとおいておきます。これはまた別の投稿で書きたいと思います。ここではその水中というと特殊環境下での水中撮影ダイビングテクニックについて書きたいと思います

完璧な中性浮力

完璧な中性浮力はとっても大切です。それには大きく2つの理由があります。(もっとあるかも知れませんが。。)

  • 被写体の生物を確実に捉えるため
  • 砂や浮遊物を撒き散らさないため

被写体はクラゲのような浮遊物かも知れませんし、沖縄のギンガメアジのトルネード、もしくは岩に潜む2センチくらいのコケギンポかも知れません。。いずれの被写体を捉えるにも完璧な中性浮力は重要です。ワイドでギンガメアジのトルネードを必死で追いかけて撮影してたら、いつの間には浮上してしまったとか、ガイドに紹介してもらった岩に潜む小さなコケギンポを全くカメラで捉えることができないとか、そんなことを経験したことはありませんか?

また、体制を保とうとバタバタしてしまって、周囲に砂などの浮遊物を撒き散らしたことなんかも無いでしょうか?浮遊物が舞ってしまったら、写真にも当然写り込んでしまいますし、何より周囲に迷惑ですよね。笑

完璧な中性浮力を保つには、まずはしっかりBCに空気を入れること、そして微調整は肺の空気で行うことです。そして水流を理解する。ダインビングは急激に深度を変えると危険なスポーツです。みなさんライセンス講習で習いましたよね?なので、自分が安定したい深度で中性浮力を保つには実はしっかりBCにその深度に合った量の空気をしっかり入れることが重要なのです。ただ、最初は怖いのです。空気入れすぎて急浮上したらどうしよう!!と思うからです。ぜひ一緒に潜るインストラクターの指導のもと、しっかりBCに空気を入れて、肺呼吸で完璧な中性浮力を調整する練習をしてみてください。それだけで水中撮影は一気に上達しますよ!次回は、生物と同化するについて投稿したいと思います。